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かんたん作曲講座

まずは1曲作ってみよう!(4)−曲構成、アレンジ−

(1)から(4)まで続いてきた「まずは1曲作ってみよう」シリーズですが、今回が最終編となります。

前回までに、曲の出だしとなるAメロ、そして中心となるサビの二種類のメロディーを作曲しました。
今回の作曲は、「最もかんたんに、最短でオリジナル曲を作る方法」をテーマとしているので、この2つのメロディーだけを使って、1曲仕上げてしまいます。

さて、最終回となる今回の作業は、「曲の構成、アレンジ」を考えること。
かんたんに言うと、曲の構成とは、イントロ・Aメロ・サビなどのつながりの順番。
アレンジとは、演奏の具体的なフレーズや、歌のコーラスのフレーズなどを考えることです。
※アクマで私独自の解釈ですが・・・。

では、早速やってみましょう。

■曲の構成(順序):

ここでは、いままで作曲した「Aメロ」、「サビ」の歌メロ部、そして「イントロ」、「ギターソロ」などの演奏のみの部分のつながりを考えます。

歌メロだけでも曲を仕上げることはできますが、ずっと歌のみだと、曲が単調になってしまいます。
なので、曲のアタマや途中に演奏のみの部分を入れることにより、飽きのこない、少し大げさに言うと、よりドラマチックな曲展開にできます。


★以下に、今回のサンプル曲の構成を書いておきます。
この曲構成や解説を参考にして、自分のオリジナル曲作りに役立ててださい。

サンプル曲の構成図:()内の数字は各パートの小節数。赤文字は演奏のみの部分。

      イントロ(8)−Aメロ(16)−サビ(8)−Aメロ(16)−サビ(16)
     −ギターソロ(16)−サビ(32)−終了


上の構成図だけでは伝わりにくいと思うので、以下のリンクに曲のサンプルmp3があります。
図にある順番を追いながら、曲を聴いてみてください。

作曲サンプル・ソング


<サンプル曲の解説>

―サンプル曲はいかがだったでしょうか?
少しは曲らしくなったとは思いませんか?
なぜこういう構成になったのか説明しておきます。

まず、この曲の基本構成は、Aメロ+サビを3回繰り返すだけです。
つまり、Aメロ−サビ−Aメロ−サビ−Aメロ−サビです。

私は大抵、同じメロディーパターンを1曲のなかで3回繰り返します。
なぜなら、これが最もバランスのとれた1曲の完成形だと思うからです。

次に、アタマにイントロを付け足しました。いきなり歌メロに入るのは無理があるからです。
例外もありますが、ほとんどの曲には、歌メロが始まる前に、楽器演奏のみでのイントロがあります。
イントロのある方が、曲のキーが限定されて、歌の出だしがスムーズだからです。

次に、サビの長さ(小節数)を、一度目が8小節、2度目が16小節、3度目が32小節と、序々に増やすことにしました。

元々1回のサビの長さは16小節と決めていたのですが、一度目のサビはあまり盛り上げすぎない方がよい気がしたので、半分の8小節に変えました。なぜなら、この後、すぐにAメロへと戻るからです。

そしてラストのサビは、単純に最後は盛り上がった方がよい、と考え、元々の16小節を2回繰り返すことにしました。

これらのこと(曲構成の順番、尺)を決めるには、リズム・マシーンに合わせギターを弾き、それを数パターンの曲構成で録音してみて、客観的に聴き比べてみる方法がよいと思います。

私的には、曲構成は、歌詞を書く以前に決めています。
なぜなら、歌詞を書いた後に曲の長さを決めると、後で足りない歌詞や削らなければいけない歌詞がでてくるからです。

話を戻します。
最後に、3回目のAメロの部分は、ギターソロに変えることにしました。
ここいらで変化がないと、単調な曲になってしまうからです。
ギターソロはあってもなくてもよいのですが、曲に変化をだす、という解釈で導入しました。

このサンプル曲の終わり方ですが、単純にサビ終了後、すべての演奏を1小節分伸ばして終わらせました。

もうひとつの終わらせ方の可能性としては、「アウトロ」を考えてもよかったと思います。
「アウトロ」とは、イントロは曲のアタマなら、その反対で曲の終了間際に置く、演奏のみのパートのことです。

―以上で、サンプル曲の「曲構成」に関する説明は終わりです。

基本的には、曲構成に関しては、きちんと決められたルールみたいなものはありません。
自分で何パターンも試してみて、最高だと思うものにしましょう。
もちろん、新たなコードパターン、演奏部分、歌メロを考えだして、曲に導入するのもありです。



■アレンジ:

ここで言うアレンジとは、演奏のフレーズを考える、ということです。
本来の楽曲アレンジメントとは、意味が違うかもしれません。

今回のサンプル曲は、最も最短で、かんたんに作曲する、というテーマです。
だからあまり演奏のみの部分がありません。

・まず「イントロ」ですが、ただ単に、サビのコードパターンを8小節分演奏しただけです。
一応Aメロのコードパターンでも考えたのですが、コード進行の単調さを避けたかったのと、はじまりに勢いが欲しかったので、あえてサビのパターンを選びました。

サンプルでのイントロはただのギターバッキングですが、ここにギター・ソロのように単音を入れるのもありだと思います。

・「ギター・ソロ」の部分は、元々Aメロのコード進行です。
「かんたんに、最短で」がテーマなので、ただ単に歌メロをそのままクリーン・トーンのギターで弾いただけのソロです。こういうギターソロは、BEATLESの初期の曲や、NIRVANAの楽曲でもよく使われています。

もしこういった「歌メロそのままのソロ」がもの足りないなら、自分でギターソロのメロディーを新たに考えてみましょう。

まずソロの部分のバッキング演奏を録音しましょう。
そして、その演奏をラジカセなどで何度も何度も流しながら、鼻歌やギターでソロのフレーズを考えます。
原始的ですが、これが一番の方法です。

そしてもし最高のフレーズができたなら、忘れないうちに、きちんと録音しておきましょう。


―以上、参考になったかどうかはわかりませんが、「まずは1曲作ってみよう!」のシリーズはこれにて終了です。
ありがとうございました。

×××


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