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 バンドを始めた頃の話

ジュンスカを弾く。

ギターを始めて一ヶ月、なんとか「NO NEW YORK」を弾けるようになったワタクシでしたが。
早くも次の課題曲が決まっていたのです。

その曲とは・・・当時ブレイク寸前だった、JUN SKYWALKER(S)の「歩いて行こう」でした!

何故この曲をやることになったのかというと、一緒にやることになったドラマーがこのバンドのファンだったからです。


そのドラムの人は、中学3年生にしてドラム・フルセットを持っている、という達人で、みんなで一緒にやるはずだった「ティーン・エイジャー」のなかで実際に楽器を始めていたのは、その彼とワタシだけだったのです。
ともかく、「歩いて行こう」のバンド・スコアをコピーしてもらったのでした。


 「ジュンスカ」は、実際弾いてみたら大変なところがありました。
先ほどのボウイは、コードのほとんどが省略コードで、指3本(実はごまかして2本)しか使わなかったのに、ジュンスカの曲はほとんどフルコードなのです!!!
フルコードとは、単純に6弦から1弦までを全部押さえること。
そのなかでも、一番大変だったのが、Fメジャーなどの人差し指ですべての弦を押さえるバーコードでした。

この押さえかたを毎日練習していると、泣きそうになります。なんせ、左手の人差し指に6本の針金を結構な圧力で押し付けるようなものですから・・・。 聞くところによると、ギタリストの第一関門が、このFコードらしいです。


そんな辛き日々も耐え、なんとか1曲まるまる弾けるようになったのです。
しかし、この「歩いて行こう」は最初、弾いていて楽しくなかった。
何故なら、ギター・ソロらしいオイシイフレーズもないし(当時がここで目立つことが命だった)、指は痛いし、吊りそうになるし・・・。

今考えると、ギターを弾くうえで一番重要な、「省略しないコード」を学んでいたんですよね。
派手なフレーズはないけれど、すごく基本的な、最も大切な部分をジュンスカから学びました。
シンプルなメジャーコードやマイナーコードが多かったし。うん。


・・・しかし、コピーを終えても、まったく弾けなかったフレーズがあったのです。
スコアに、「ピック・スクラッチ」と書いてあった部分。

教則本によると、「ギターの6、5弦あたりを、ブリッジからネック方向にかけて、ピックの腹でこすりつける」、なんて書いてありました。
でも実際やると、「シュー」という寂しい音はしますが、「キューン」っていうCDみたいな、レーザーガンみたいな音がだせないんです。
これには相当悩みました。


これをマスターするために、ピックの側面は穴ぼこだらけ。
でもピック・スクラッチの「キューン」って音は結局でなかったのです!!!!!


<続く>


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